こんばんは!ちょっとシリーズものの記事を書いてみます✍。いつもTwitterでは僕のデッサンをお褒めいただき大変ありがたい限りなのですが、僕なりに考えるデッサンの基礎の話をしてみます。これであなたも絵が描けるようになるかも⁉
デッサンの描き方、デッサンの基礎を教えます、って、なんか僕が言うのも恐縮しちゃいますが堂々と書きます!
今回は描き出しの話をしてみます。いつもの僕みたいにフツーの紙に鉛筆で描く場合です。
デッサンの描き始めの注意点として必ず教わるのが、
- 画面いっぱいに大きく描くこと
- 細かいところに気を取られないで、大きな形に単純化して見ること
- 比例(プロポーション。縦横比とか大きさの違いとか)を整えること
この3つではないでしょうか。1はそのまんまなのでいいとして。2と3のお話をします。
形を単純化してとらえる
今まで僕が描いた絵の描き出しと完成を並べて画像にしてみました。


描き出しの段階では、まぶたとかひげとか爪とかは気にしません。頭が丸。肩のブロック。そんな見方です。
これはいつか描いたデッサンの元写真。

と、僕がとらえた大まかなイメージ像。

このように見る力をつけるために、序盤とか線描くらいまでで完成にしちゃう絵を何十枚も描いて鍛える、っていうのが昔ながらのやり方です。
でもそれ大変なんですよ。例えば全体的にちょっと上にずらす、というのも大工事になっちゃいます。
そこで。
Excelの図形で描いてみるのもいいかもしれません。お手本はできれば本物のうさちゃん。飼ってなければ写真でもいいです。
これは僕がさっき作ったやつです。

結構それっぽくないですか?全部基本図形でできています。わかりやすいように輪郭だけにしたのがこちら。
全身バージョンもあるよ。

こっちは全部楕円で描きました。

楕円とかの基本図形作って、大きさ変えたり傾けたり、細長くしたり、位置を調整したり。
フリーハンドじゃない既製の図形なので、単純化して見ざるを得ないです。逆にそれがデッサン力のトレーニングになるんじゃないかと。
これで、肩のブロック、腰のブロック、って具合に大きな形のまとまりで見れるようになります。
比例(プロポーション)を正確に描く
あと比例の話。さっき話した肩と腰のブロック。大きさの差はどれくらい?目の高さと比べて肩のトップは上か下か。などなど。どのーパーツを作るときも、他のパーツとの関係を見ながら作ります。正面顔の時、眉間の幅とほっぺの幅の差が重要なんですが、そんなこともよく観察します。
なので、描いている部分と見ている部分が別ってことがざらにあります。
この比例を見る力をつけるのにもExcel絵は有効だと思います。
デッサンの基礎といえばモデルを徹底的によく見ること、とすごく言われます。これは全くその通りなので、頑張ってよく観察しましょう!
ここで、大きさとか比例とか間違っていて形がゆがんで見えることを「デッサンが狂ってる」なんて言います。今風に言えば作画崩壊です。
ちなみに自分の場合、輪郭線がぶつかりそうになると無意識に避けようとする癖がありました。そのせいで形が歪むんです。
そして、描き出しの段階でめちゃくちゃ大事なのが動勢です。ですがこれは話すと長くなりそうなんで次回にします。
とにかく今回は大きく形を見ることと、形同士の関係をよく見ることのお話をしました。もし絵の上達を考えている初心者の方の場合、この二点に気をつけるだけで見違えるほど絵が良くなるはず。
以上、連載形式でデッサンの描き方を書いてみます。
このブログのコンセプトとして、いかにもアフィリエイトブログみたいな、よくありがちなタイトルをつけたくないのでお付き合いください(*^^*) 例えば、「【2019年版】誰でも簡単にデッサンが上達する必須テクニック10選」とか。かわいくないっ
というわけで、「うさぎさんを描きましょう。」ばいばいっ
この記事シリーズのまとめです。