素材・技法・道具

長毛うさぎさんを描きましょう。(その9)

もふもふは世界を救う!!本日はうさぎデッサンの描き方連載、第九回。長毛種を描きましょう。😃

長毛種(アンゴラ・アメリカンファジーロップなど)のデッサンの描き方

前回は短毛種のレッキスについて書きました🐇

今回は長毛種のうさぎさんを描いてみましょう。長毛ちゃん、かわいいですよね🥰なでなでモフモフしてると時間を忘れてしまいます。

Twitterや、作家さんと会って話していると長毛うさぎさんの絵に苦手意識がある方が多いように思います。実は僕もそうです。ただ、しっかりデッサンの基本に立って描けば必ず描けると思ってます💪

長毛種といってもいろいろ。見出しに挙げた種類以外にもジャージーウーリーやライオンラビットなど、あるいはそれらのMIXも含めた総称です。まず全身のシルエットから見てみましょう。

体全体のシルエット

じゃん!

長毛うさちゃん

毛なんです。ひたすらに毛なんです。かわいいですがこの捉えどころのない感じ。今回、Twitterでモデルさん募集していろいろな長毛うさちゃんを描いたのですが、一番のポイントは「毛」と「それ以外」を意識して描き分けることかなと思いました💡

そう、「毛」か「毛」じゃないかです😎🍸✨

上の絵だと、耳です。また、おしりなど体のラインが表れているところも強く描くとおさまりが良くなります。

この記事の絵では、ふわふわな毛の部分は鉛筆を寝かせて描き、それ以外の部分を鉛筆を立てて描いてメリハリを出してます。

そのほかに全体のシルエットとしては、

長毛うさちゃん
長毛うさちゃん


短毛種と比べると、

  • 胸周り
  • 背中

の毛がふわっと膨らんで、ボリュームが大きくなることが多いですね。

それに比べると脚は毛が短め。それでも短毛種より毛が長いので、脚が太く短く見えます。それが熊さん🐻みたいでかわいいのです🥰

下の絵の場合、体の丸みが出ている部分の外側に床に寝た毛が広がってる感じです。

長毛うさちゃん

いったん休憩🍵。この子も長毛ちゃんだよ。愛されてるなぁ😍

長毛うさちゃん

さてやはり、長毛種の個性が最もよく出るのはお顔です🐰

おめめが隠れるくらい毛が長くなる子もいますよね。

長毛うさちゃん

角度によっては目が見えます。下の絵も、毛とそれ以外を意識して描いてます。

長毛うさちゃん

具体的には、鼻先や耳の先端は形がはっきり出ているので強く線を描いて形を強調します。

毛のカットをして爽やかうさちゃん。

長毛うさちゃん

さて何枚か絵を見てきましたが、長毛種のうさぎさんの毛は長くなる部分がだいたい決まっているんです。だいたいね。

長毛うさちゃんのお顔

長毛種も短毛種も骨格や筋肉までは同じ。その上に長毛部分が被さるようになってます。上図みたいに、鉛筆で描いた短毛うさちゃんの上から赤で描いた部分の毛を伸ばしてあげる感じです。赤が濃いほど毛が長くなりやすい部分。

それをもとにこの絵に描き足してみると、

長毛うさちゃんのお顔

こんな感じになります。眉上、頭のトップ、耳の先、ウィスカーパッド(口のω型)のすぐ後ろなどが長毛ポイント

前に描いたこの子はわかりやすいですね。

長毛うさちゃん

こちらは頭のトップからクラウンにかけてが長いうさちゃん。

長毛うさちゃん

同じうさちゃんの別カットです。ほっぺや後頭部もサラサラ✨

長毛うさちゃん

毛並みの描き方について

毛に沿った長いタッチを入れると、らしくなります。同時に、毛束感を意識すると描きやすいということに気づきました。

「V」字型に交差したタッチを入れて、束の下に見えている別の束を一段暗くして…、を重ねていく❗

長毛うさちゃん
長毛うさちゃん

前に来る毛束と後ろに来る毛束を、絵の中で作っていく感じです。モデルから極端に離れなければ厳密にその通りの形に描かなくても大丈夫。

長毛種の個体差

短毛種に比べて個性の差がすごく大きい長毛うさちゃん。飾り毛のように頭のてっぺんの毛だけが伸びるうさちゃんのように、一番長い毛が10として短い毛が1くらいの子がいます。一方で一番長い毛が7くらいで短い毛も3くらいある子もいます。

耳の後ろやうなじの毛だけが伸びるうさぎさんも。本当に個性豊かです。

ここで、冒頭で話したデッサンの基本に立てば…の話になります💡

長毛うさちゃんを描くときに一番いけないのは事前の知識だけで「決めつけちゃう」ことだと思いました。

モデルさんを理解しようとするのはいいけど、自分の都合がいいように納得しようとして描いちゃダメってこと。

つかみどころがなくて描きにくいけど、その、よくわからないことをわからないままに描く姿勢が大切なのかなって思ったんです。

それを踏まえ、この画像。

長毛うさちゃん
長毛うさちゃん

眼や耳や前足はなんとなくわかる。あとはふにゃんとしてよくわからない。でもその雰囲気がかわいい。それに素直に描きました。

事前の予備知識よりも目の前のモデルさんに忠実に。。

いつかのクロッキーも。床にペタン。これでヨシ👉

クロッキー

骨格や筋肉を意識したデッサンは大事なのですが、一通りそれを勉強したら目の前のモデルさんを見て、本当にそういう説明をする必要があるか?と考えてみてもいいかもしれません。僕たち古い美術の人間はそれを「自然」と呼ぶのですが、自然って大事です💝

以上、そんなわけで今回の記事でした。なんだか説教臭くなってすみません…。

次回は模様について書いてみたいなーと思ってるんです。ブロークンとか。そして、短毛種の回にも長毛種の回にも出てこなかったホトやダッチの飼い主様のために!忘れてませんよ、あなたのために!

それでは一旦今日はここまで。また今度会いましょう!おやすみなさい😴

この記事シリーズまとめです。
第一回形の単純化、比例
第二回動勢
第三回立体感、面取り、マッス
第四回毛並みの質感
第五回立ち耳うさぎさんの顔
第六回垂れ耳うさぎさんの顔
第七回体の各部の描写
第八回レッキス(飼いうさぎの一種)の描き方
第九回長毛種の描き方
第十回陰影のつけ方
第十一回模様の分類や描き方
第十二回ポーズと換毛による変化
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