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楠うさぎ(レイ)を作っています。2

こんばんは。いまだに新居の鍵を回す方向を間違えるティムです🔑今日は楠のレイちゃんの制作過程をご紹介します。

前回記事はこちら

前回投稿

顔を彫りました。目頭目尻を彫りこみます。

顔正面顔正面
顔アップ顔アップ

猫目怖いです(笑)

目の後ろから水平に耳の付け根を通って後頭部に回る面を作っていきます。

あと、ほっぺを彫り落とさないように注意しながら丸くしていきます。

 

別の日にもうちょっと彫り進めて、全体がこんな感じになりました。

正面正面

 

そうそう、木目をきれいに出す彫りかたについて、このブログで時々書いていこうかなと思います。✏

木は、生えている方向に向かって縦に繊維が集まって束になった構造をしています。裂けるチーズとか、かにかまと同じ作りです。このブログで僕がしょっちゅう木が割れないように、と言ってるのはこの構造に由来します。特にスギやヒノキは縦にきれいに割れます。竹を割ったような性格ともいいますね!

で、木を輪切りにした面を木口というのですが、木口面をノミやのこぎりで彫っていくと繊維がむしり取られるようになって小さく穴が開きます。この写真の中央に注目!

木口の荒れ木口の荒れ

のみだけで木口面をきれいに仕上げるのは至難です。小さな彫刻刀や細かいやすりで穴の底部分まで削ります。

人気の切り株クッション、この小穴まで再現されているものがあります!

年輪はもちろん、中心の赤身と周辺の白太(しらた)の違い、中心から放射状に入る割れ目などなど。よく見てるなーと感心します。

 

レイちゃんの話に戻すと、顔がだいぶ確定してきたのでこの段階で明らかに不要になった残りの部分をノミで落としました。久々にお外で彫刻です!

上から上から

左耳の方が長い問題の修正。ずっと下げてきた肩と腰の高さは、そろそろ止まりかな。あと、呼吸で動きそうなおなかを追及しました!

後ろはこんなかんじ。

後ろ後ろ

作品では見えなくなる、右後ろ足の膝の位置を底面に鉛筆でマークしました。これと関連して左右の腰骨の位置、肩の骨の位置など精密に決めにかかります!ぷいちゃんやだんちゃんと比べて、この子のポーズはひねりが多くて複雑です。リラックスポーズなのに最も動的という逆説❗

 

そうだ、今日ね、制作中に子供たちに話しかけられました。実は待ってた。ちょっとうれしい。

🧑「なにしてるのー?」

で、🧑「うさぎだけ?タヌキは?」って。

はい。この子のために今度タヌキ彫ります。

 

斜め前から見たところです。進んだなー。

斜め前斜め前

彫り始めの頃は未確定部分が多すぎてとにかくビビりながら彫っていました。もやっとした形をしていましたが、これからはどんどん形を引き締めていかなければなりません。

今月中は無理ですが、せっかくレイちゃんなので改元から間もない時期に完成させたいです。この木は香りが強く刺激があるので、うさぎに会わせる前に何か月か放置して香りを飛ばしておきたい配慮もあります。

と、いうわけでやる気スイッチ入ってるので、また更新していきます!それではみなさん、また今度🕳

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