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うさぎさんを描きました。その一

パクチーを食べられないので、シャキシャキと元気に食べられるうさぎを尊敬しているティムです、こんばんは。🌿
すごいですよね、うさぎさんって。

さて今日は表題通り、いつものうさぎデッサンのレポを始めます。でもいつもとちょっと変えます。
自分のデッサン制作過程のブログを見て少し思ったんです。

 

もう少し具体的に書こう?って。😐

よく、デッサンの指南書とか、美術の教科書にもありがちなんですが、
「全体のイメージを大切にしながら、細部を描き込みます」って。

分かっとるわー ( `ー´)ノ ってなります。

その気持ちよーーくわかるので、細かい手順を記事にしてこうかなと。このブログをデッサン初学者が読んでるか、わからないのですが僕の描き方が参考になればうれしいな⭐
では行ってみよー!

構想~描き出し

写真を参考にして描いているのですが、まずどの写真を選ぶか、そこから作品作りは始まっています。

 

今、Twitterでつながったうさ友さんのうさちゃんをモデルに描かせてもらっています。モデルうさちゃんの特徴が最もよく表れている一枚を選びます。

画像はもちろん、動画を見たり文字投稿を見たりして、外見的特徴、よく見る仕草、その子の性格などをつかみます。画像の画質が不十分の場合に別写真から情報を補うこともあります。

そして何より僕自身が「かわいい!」と感じた一枚を選びます。

今回はこちら(飼い主様の許可をいただいて掲載しています)

モデルうさぎ元写真モデルうさぎ元写真

なんというか、ちょこんと丸くなっている感じが超絶可愛いうさちゃんです。白い指先も描きたかったのですが、一枚に全部描けないのでこのショットに決めました。
(ピカソは一枚に全部描きました。キュビスムといいますがまた気が向いたら話します。)



なお、「写真を見てデッサンしてはならない。実物を前にして描きなさい」と美術界ではずっと古くから言われています。確かに、一枚の写真から得られる情報は限られていますので、それを見ただけでデッサンするのは危険です。
僕は写真も撮るので、カメラの癖を知っています。白飛び、黒つぶれ、レンズのゴースト、望遠レンズの圧縮効果など。これらはカメラ特有の現象で、人間の目で見たときには起きません。なので特別な意図がなければ描きません。

写真を見て描くなというのは要するに、部分的な情報だけで早合点するなという意味ですので、それをわかってて描いているなら写真見て描いてもいいと思います。それでも描くな、とこだわる人は、厳しい言い方ですがデッサンをわかってないと思います。

 

さて、ここから描き始めるのですが、真っ白い紙を見て、どのパーツがどの辺に収まるか見当をつけます。

このとき、ティムの脳内では元画像がこんな風に見えています。

大体の配置イメージ大体の配置イメージ

左下手前から斜め右上の奥に、っていう3Dな方向感と、
頭のブロック、肩の張りだしたブロック、おしりのブロック、脇腹のブロックが重なってできてる。
見えた!って思ったら、さっと鉛筆で描く感じ。以下のように。描き始め2~3分のレアショット!

超描き出し超描き出し

肩と鼻先をとらえたみたいです。あごのエラの部分を「頭と首の境目の重要パーツ」として認識してます。
で、それを手がかりに輪郭線を描いていきます。

描き出し描き出し

耳の付け根と先端に目印打っときます。肩のピークの線はこの絵で一番の基準点だと思いました。何の基準かというと、体のふくらみです。おしりのラインも同じように基準点として意識しました。

目がなぜか猫目🐱ですが、一番高いピークのところを目印にしただけです。師がそうやってたので。

 

さて、おしりが画面下にはみ出ています。やれやれ。絵としては中途半端ですので上にずらしましょうか。

デッサンの評価軸、いくつかありますが、モデルの大きさが出ていることが重視されます。紙に対して小さすぎる収め方をすると縮こまった絵になります。かといって大きく入れすぎて、はみ出るのも良くないです。石膏像を描くときも厳しく言われます(笑)

そのためちょいちょいずらしながら、陰影こんな感じかなー?を描きます。それがこちら。

描き出し描き出し

猫目怖いから❗😱

さっきよりも、目印の線が濃くなってます。自信が出てきた証拠です。

デッサンあるあるなのですが輪郭を一度濃い鉛筆で描いて、後で間違ったと思って消してもきれいに消えないで残ってしまいます。その結果、ゴーストのように輪郭線が二重になります。

だから、最初のうちは濃く描けません。自信が深まるとともに鉛筆が濃くなる感じです。

僕が事務用普通紙に描く理由の一つは、間違えても消しゴムできれいに消せるからです。画用紙は紙がけば立ったりして、うまく消せない。

 

なお、しれーーっと耳を縮小してます。デカすぎた。そうするとますます全体が下寄りとなり、おしりの切れが目立つ…。

 

ここで、いったん別作品の制作にとりかかり、こっちは寝かせます。そうすると、後で見たとき間違いに気づきやすいです。文字数増えましたし、この記事としてもいったん終わりますか。

描き始めからここまで約20分でした🕒

 

また次回、この続きをご紹介します。それではみなさん、また会いましょう!

 

このシリーズは全三回です。

うさぎさんを描きました。その二

うさぎさんを描きました。その三

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