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うさぎさんを描きました。その二

こんばんは。いかがお過ごしですか?ティムははやぶさ2の快挙にノリノリです。

今日は前回投稿のデッサン制作過程の続きをご紹介します。

前回おさらい

構図の修正

おしりの位置が低すぎて画面からはみ出ている問題がありましたよね。全体的に上に⬆切り詰めていきます。頭のてっぺんの位置もちょっと上になりました。こんな感じで。

描き出し描き出し

あーあ、CGなら一瞬なのに。😥

形が違うとき、例えば右と左の長さが違うとき、右を固定して左の方を調整するのがいいか、左を固定して右の方を合わせるのがいいか、やり方はたくさんあります。

おしりがはみ出してるなら、上にずらすのか、全体的に小さくするのか、おしりだけ小さくするのか、どれが正しいか、全体を見渡して状況次第で変えましょう。相対的なんです。正解は無いです。

 

あと、ざっくりの明暗をつけました。首のところが逆三角形の影🔻。背中の後ろ半分もまずはベタっと塗ります。

基本的に紙の白が残っていてはいけないので、とりあえず全面鉛筆で塗りつぶします✏

理由は、そうしないと白い部分だけ形がすっぽ抜けたように飛んでしまうからです。

明るい部分は後で消せば良いです。何も塗ってない紙の白と、いったん描いてから消した白は違います。立体感と質感が。と、デッサン教育ではまことしやかにささやかれます。いや、誠ですよ?

 

今の時点で、細かいことは気にしません。目の下が鉛筆のムラで汚れましたが、いずれこの辺黒くなるし気にしなーい。

 

続いて⏭

固有色と面取り

序盤序盤

固有色というのは、陰の色ではなく描いているものそのものが持っている色です。光の状態に依存しない。

今回は、鼻先が黒いですね。陰でそう見えているのではなく、この子の毛色です。

鉛筆を寝かせて鼻先や目を黒くしてみます。本当は背中にまだら模様がありますが、今描くと形が分かりにくくなるので後回しにしました。

固有色についてはこちらの記事も参考になります。

 

面取りとは、立体を面でおおざっぱに囲んで形をとらえることです。💎

上図の例だと、頭を描くときに、頭のてっぺんから眉の上、鼻先までが上向きの面で、首を横切るように下向きの面があって、最初に目印つけたあごのエラ(≒耳の穴)から後頭部にかけてが奥に向かう面。

その「面」というものをタッチの方向で描き分けたり、明暗で区別したり。試行錯誤します。

 

同様に、体の方も面で囲みます。ザクザクと。

ザックリできたら、大きな一つの面を細かい複数の面に分割して、どんどん細かくしていきます。立方体が8面体になり、16面体になり、やがて球体になるイメージですね。

その途中がこれ↓

中盤中盤

背中の模様、まずはW字型に単純化して描き始めた感じですね。

背中の一番手前に来てるところを引き出そうと思い、練り消しで白く抜いた直後です。

デッサンではよく言うんですよ。

手前にきてる形と奥にきている形を描き分けろ、って。何言ってんの?ってなりますよね。

マルスの石膏像の大胸筋に対して肩が手前にあるのを描き表せ、と。美大生ならみんなそう言われて育ちました。あるあるですね。思い出したでしょ?受験時代😨

 

最近、自分のデッサンのコントラストを大きくしたいなー、て思ってて。コントラストとは明暗の幅の大きさです。つまりはメリハリです。

一番明るいのは紙の白なのでそれはしょうがないです。黒い部分を黒く、深くしていこうと。

 

さて次回、背景のことや仕上げのことなど書きたいなーと思います。今日はここまでです。

みなさんおやすみなさい。よい週末を‼

 

このシリーズは全三回です。

うさぎさんを描きました。その一

うさぎさんを描きました。その三

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