こんにちは。この頃木彫をやる時間が増えてきました。キリのいいところなのでそろそろメイキングにまとめてみました。
杉の木から木彫りうさぎさんが生まれます。
モデルは横浜のRABBIT PUMPKINさんのベリンダさん🐇
スタンダードレッキスの女の子です🎀
素材に選んだのは多摩産の杉材。下の写真のプリンちゃんと同じ材から切り出しました。
プリンちゃんに妹ができますね😊
今回から、粘土で試作(エスキースとかマケットといいます)してみました。
いきなり彫るよりも形を正確に作れます。今回は今までより少しリアル路線で。寝そべったポーズがかわいいです🥰
仮の命名「シェンナ」
僕は生まれた木彫りうさぎさんには名前を付けます。お迎えしてもらって、新しい飼い主様が名付けてくれるまでの仮の名です。
モデルのベリンダさんは茶色のうさぎさん。素敵な名前ですね。素敵感を踏襲し、茶色の絵の具から取って、シェンナと名付けました。
バーントシェンナやローシェンナなど、土から作る伝統的な顔料の名前です。木彫りですし、大地の恵みのようなうさぎさんになりますね🌳
木取り・底出し・デッサン
材を用意してから最初の過程は下の技法紹介記事にまとまっています。
今日はその続きから紹介✨
荒彫り
最初にのこぎりでスパーっとカットするのですが、カットする線を計画的に引きます。
相手は立体なので、X軸Y軸の二軸方向にズレが生じないよう、カット面を書きます。
と、いっても正確に線の通りカットするのは無理なんだけどね😉
底面に描いた輪郭線に沿って、まずは上から見た形にカット。うさちゃんの左半身が終わりました✨(写真は右側だけど、うさちゃんにとっては左半身ね。立体ややこしい💦)
両脚の間は、ドリルとのこぎりをどうにかこうにか使ってカットしました。
こちらは制作過程を見守る我が家のルッツくん。
↓右半身も終わったよー\(^o^)/
で、次は横から見たところをカットします。その前に、消えてしまったうさぎさんの形の線を描き直します。描きやすいように、彫った跡をやすりで平らにしておきます。
上下ひっくり返ってますが、これが完成後の置き方になりますね🐰
さっきの粘土像を見ながら、うさちゃんを真左から見たデッサンと、のこぎりカットのラインを描きます。
で、再び神経を集中してまっすぐカット!
今日の仕事はここまで進みました。
強度が不安なので、後ろ脚はまだ多めに残しておきます。
さーて次は頭と胸の境を切り出して、ボディの斜めの面をカットしなきゃ。
あと、後ろから見たときに、脚がハの字に広がるように角度付けをする予定です。
そこまで終わったら荒彫り完了ですね。その時点でもう一度モデルさんに会っておきたい…。
などなど、考えることがいっぱいです。またキリのいいところまで進んだらブログ書きます。
では、今日はここまでです。最後までありがとう✨またねー👋
この記事の続き↓
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