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楠うさぎ(レイ)の制作過程最終回

こんばんは。歯医者のにおいが苦手なティムです😨なんというか、あの、石灰っぽいっていうか。

そんなことはさておき、今日は昨日誕生したレイちゃんの制作過程、最後の仕上げから着色までをお届けします❗前回記事はここまででした。

一度作った顔をやり直しましたが、今度こそ決めにかかります!

顔の仕上げ彫り顔の仕上げ彫り

眉上の丸みや、頭のクラウンが出てきました。
目はギリギリまで悩みました。全部開くか、半分閉じた目にするか。うーん、どっちもかわいい。。。🤔

自然な開き具合にしました。

 

顔と並んで、この頃ずっと後ろ脚に取り掛かってました。

おしり回りおしり回り

両足を開いて地面から浮かせようと思っていたところ、木が割れてしまいました(>_<)

この後、脚の境目をもっと深く刻みました。うるさくならない程度に指の彫り分けもやりました。

全体像がこんな感じです。

仕上げ彫り段階仕上げ彫り段階

 

彫り始めの時は木材を固定して彫っていた感覚だったのに、この頃になって、まるで本当のうさちゃんをだっこして毛繕いしてあげているような気持ちに。こう思えたら、もう完成ですね。

最後の仕上げに、形の「峰」の部分に紙やすりをかけて質感を強めました。彫り跡に残った小さなささくれを取ったり。何度もなでなでして触り心地のチェックです✅

彫りあがり彫りあがり
彫りあがり彫りあがり

 

仕上げは「#400の紙やすり部分磨き + との粉を薄くかける」で決まりました。紙やすりで#400といえば、木目や素材本来の色がしっかり出てくるくらいの細かさです。との粉というのは塗装下地に使う粉のことです。こちら↓

との粉との粉

和信のとの粉。ロングセラーです。本来の用途は、目止めという作業に使う材料です。

 

木材の表面には微細な穴がたくさん開いています。なので下地処理をせずに色を塗ると塗料が穴に吸い込まれてしまい、色がキレイに出ません。

そこで、細かい粉を木材の穴に詰め込ませて事前にふさいでおき、塗料の乗りを良くします💡これが目止めです。

木彫をやる人はとの粉を塗っただけの状態で仕上げることもあります。色をかぶせると木目が隠れちゃいますからね。との粉なら強すぎる木目が適度に抑えられて、形が見やすくなります。

さて、レイちゃんにもとの粉をかけてみました。

との粉の塗布後との粉の塗布後

塗った後、安心して休んではいけません。

「てーい!との粉の神髄は塗った後の拭き取りにあり!布で木目の奥に刷り込むようにして丁寧に拭くのだ!」(←誰)

絵の具と違って糊が入ってないので、表面に余った粉はよく拭き取らないと落ちちゃいます。

生乾きの状態で磨き、さらに一晩置いて、乾いた筆で隙間に詰まった粉を払い落としました。粉埃が出なくなるまで。

綺麗にとの粉が入った状態綺麗にとの粉が入った状態

木肌の色はあまり変わらないですが、細かく白い点々が入り込んでいます。理想的な仕上がりヽ(^o^)丿

 

模様は色鉛筆で描きました。水彩色鉛筆なので、水で溶かしたり、うまーくぼかしながら。

目は塗った後ティッシュでこすってツヤを出します。それと、耳の中や口をほんのりピンクに🌸

ニスやオイルは塗りませんでした。

で、完成がこちらです。✨

レイちゃんレイちゃん

材料を調達したのが去年のクリスマスくらい。材に下描きを始めたのが1月6日でした。気づけは5か月もかかっちゃいました(*_*)

ようやく会えたので喜びもひとしおです。Twitterでもレイちゃん誕生にたくさんの祝福メッセージをいただき、とても感謝、感謝です!🙇‍♂️

昨日虹の橋を渡ったうさちゃんの魂が、今度はレイちゃんに宿ったんじゃないかな。って、結構思ってます🌈

 

いま、机の上で彫りかけのちびうさぎちゃんがずっとこちらを見つめています(笑)🐰

うん、大丈夫だよ。君も彫るからね。待っててね😉

制作過程、どんどん更新していきます。また次回の記事でお会いしましょう!🙋‍♂️

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