台所洗剤がなくなったのに間違って衣料用洗剤を買ってしまったティムですこんばんは。今日は新しい木彫りうさぎさんのお話です🐰
はじめに。びび様を作ってあげられなかった後悔。
うさぎカフェのうさびびさんに初めて遊びに行ったとき、お店のアイドルだったびび様をモデルに木彫を作ろうと決めました。お店に通ってスケッチを重ね、制作していく予定だったのですが…
色々重なってお店に行けないうちに、びび様はお月様に帰ってしまいました…。
僕が怠けなければ…、コロナがなければ…。
後悔を心に引きずりながら、先日再びお店に行きました。びび様を作れなかった無念を晴らしたい気持ちもありました。そして、あるうさぎさんに出会いました。
それがこの子。こなつちゃんです。
この子をモデルに、新しい木彫りうさぎさんを生み出そうと決めました。今度こそ完成させます!
檜(ひのき)を使います。デッサン~荒彫りまで。
大きなサイズで作りたかったので素材は太い檜材に決定。檜から生まれるこなつちゃんなので、仮のお名前を「ひなつ」ちゃんにします。
ポーズの検討など構想のスケッチを描きました。決まったところで木材のストックから必要サイズを切り出します。
スケッチと材の記録写真。ぷいちゃんが乗ってる😊
木を継ぎ足さずに立ち耳ちゃんを彫るので、完成サイズはもっと小さくなるよ🐇
さて続いて、切り出した材に直接デッサンです。まず鉛筆で。
彫刻はもちろん立体です。なのでデッサンを三面描きます。
ここまでで結構時間かかってます。彫ったらやり直せないので慎重になるんです。
この後、耳の角度を修正しました。ようやく次に進む決心をします。
いよいよ荒彫り!…ですが、彫刻家らしく「のみ」やハンマーを使うのはまだ先のこと。のこぎりでスパッとカットします。
手前の面をカットしたら木の節がありました。胸のあたりに模様ができそうですね。木彫りうさぎならではの個性です✨
ちなみに、上から切ったら曲がってきたので下から切り直してます。曲がらないのが一番いいのですが、どうしても手作業だと曲がります😕
1cmずれたくらいでも結構ゆがむので切り直しの判断をしました💡
面取り作業が続きます。ここで、お耳のスペースを残して切出しつつ、顔の正面と背面を決めました。どういうことかというと…
さっきの写真を上から見た図です。もともとの材には、顔を斜めから見たように描いていました。本来彫ろうとしている顔の正面は、上の写真の赤い横線のように少し角度がついてます。これを顔の向きの基準にしようかな、と考えました。
こんなふうに後ろもカットします。カットしたら描いた線が見えなくなるんで描き直します。
この時、切り落とした端材を元の形に合わせてみて参考にする、なんてことを僕はよくやります。
今日は胴体を少し彫ってみました。初めてのみを使いました。
線を補いつつ、次に何するか一つずつ決めていきます。
さて、今日は大荒彫りの課程をご紹介しました。木彫の一番最初はこんな風にして進むんですよ。
また制作が進んだらブログでご紹介しますね。それでは、次回記事でお会いしましょう。最後までありがとうございました。またねー👋
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