こんばんは!ティムです。昨日一枚デッサンを仕上げました!その制作過程を記事にしてみます。✍
モデルは白地に茶の模様のうさちゃんです。僕の方から、ぜひ描かせてくださいってお願いして写真をいただきました(*^^*)
大体の輪郭を取り終わった状態です。写真暗いですね。
デッサンするときは、「輪郭線を描くな、自然界には輪郭線はない。」と教わるのですが、やっぱり描いちゃいますって。その方が形見やすいので。
とはいえ、輪郭ができたらそのあとは面を塗りつぶすので、消えてしまいます。
形よりも見た目の模様に興味が行っている描き方です。これも本当は正統派じゃないです。でもまあ、いいじゃないですか。ジャズみたいに🎷。大人の遊びです。なんて。
このデッサンの一番大切なポイントはお顔です。
元画像の構図をみて、これは顔を生かさなければ!と思ったんです。以前、二枚の写真を合成して同じ場所にいるように見える二羽のうさぎ、という主題で絵を描きました。
↓その時の記事
同じ場所にいる、という目的のためにいろんな工夫をしたことを書きました。
今回はうさちゃんの顔がかわいいという一点を表現するために、いくつかのことを考えて絵を組み立てました。
具体的には
- 顔の模様の明暗やタッチを強くする
- 前足と顔の距離感を強調する
- 前足のコントラストを下げる。明度も下げる
- 鼻先の反射光を明るく強調する
などです。
この子の毛並みは白いエリアと黒いエリアで毛の色が違うだけでなく、毛の一本一本レベルで色が違うところもあり、その辺熱心に追求しました。また視覚混合の手を借ります。軟らかい鉛筆を立てて描く、練り消しで白く抜く、の繰り返し。
鼻の照り返し光、元写真はこんなに白くないです。顔を引き立てるためのアレンジです。
誤解を恐れず言っちゃいますと、美術なんてめっちゃ印象操作です。嘘はつきませんが。
この写真を撮った後、黒い部分は大体できたかな、と思いました。今度は明るいところを描いていこう!🙋♂️
3Hや5Hくらいの鉛筆で白い毛の描き込みをやります。顔の右半分(画面左側)など、広く薄く描いて立体感の立て直しです。
耳は手前にあり大きく見えるのですが、目立ちすぎないように控えめに描きました。
あと、床を少しだけ描くことに。タオルと衣装ケースの隙間にいるのですが、うさぎが好きな居場所に収まっている雰囲気がかわいいので、あっさり目に描きました。
で、完成品がこちら!🎉
今回は8時間くらいかかったでしょうか。一点描くのにかける時間がだんだん長くなってきました。
と、いうわけで今日の記事はこの辺にします。だんだん暑くなってきましたね🌞。みなさん体調に気を付けてくださいね。
それではまた次回。ご機嫌よーう💨
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