こんばんは。ティムです。クリスマスが過ぎ、すっかり年末ムードですね。ティムは年末もお絵かきがんばってます❗
描き出しと序盤を中心にうさぎデッサン制作過程のご紹介
本日のモデルさんはネザーランドドワーフのブラックオターの女の子。こちらを見上げる仕草がとってもかわいいポーズです😍
今回は一連の工程の中でも特に描き出しと序盤を中心に制作過程をお届けします。まずはこちら。
紙をしばらく見つめ、最初の鉛筆が入ってから1~2分後のド描き出しです。すごーく薄く描いてるので、この画像のみ、わかりやすくするため加工してます。
顔は両耳のつき出し、あご下のライン。体は、胸下のライン、背中、おなか、おしり。後ろ足の位置もマークしてます。この段階で、絵の中でどのようにうさちゃんが収まるかがほぼ決定します。
それをもとに細かい輪郭を重ね描きしていくのですが…、顔にクローズアップして見てみましょう👀
慣れてきたので描いてませんが、顔の中心をとおる正中線を意識して、鼻と口のY字を決めます。鼻との位置関係を比べて目の場所をマークします。目の位置は額の面の大きさを確保した位置も考慮して決めます。
他のパーツとの相対的な位置関係、大きさ関係に注意して各パーツを置いていき、一通り全身描いた状態がこちら⬇
この段階で絵から離れてみたり、ちょっと時間を空けて見たりして、形の狂いを修正しました。特に胴体の長さがおかしいと気づきました😅
おしりの輪郭線を右に詰めるとともに、遠近法の関係でおしりの方に向かって少し小さくしました。これで空間が自然になりました😋
この形の狂いは、左耳の長さに対して背中の線の長さを比べて気づきました。いろいろな部分と比較するとデッサンの狂いを見つけやすくなります。
今回、単純におしりの輪郭を右に詰めるという方法で解決したのはうさちゃん本体が全体的に左寄りだったから。もし逆の位置に寄っていたら頭の描き直しをするしかなかったでしょう。
さらに細かい修正はこれからでもできるので、そろそろ色を付けていきましょうか。一旦全体的にベタ塗。ベタ塗といっても、特に明るい色になりそうな額のトップや、白い毛が混じっている胸下、おなかの下は控えめに塗ってます。耳の内側もね。
ベタ塗した上から、鉛筆を立てて形に添って面取りを始めます。右脚の付け根部分、胸の反対側が濃いですね。ここが形の変わり目だからです。
オターの特徴となるあご下の白も意識して残しておきます。そして目鼻を黒く。
このように、形と色の観点でザクザク描いていきます。この段階と、次の写真くらいが普段「序盤」と呼んでいるあたりですね🕒
この写真は…、うん、特にコメントないね。そうやって描くんだなーって感じで😋
次っ!
影を描き始めました。絵作り的な観点ですが、今回は黒いうさちゃんということもあって背景は極力薄く描こうと思いました。最低限床に落ちている影を描きます。それ以外の背景は、うさちゃんの周りだけ柔らかい鉛筆を使って弱い筆圧で描いてます。
色が明るすぎた背中・太もも・胸・額などに鉛筆を入れていきます。黒い色や陰の部分の鉛筆も強く入れていきます。気持ち的に中盤。毛並み感も描き始めてみます。
6Bの鉛筆を使った頃の写真だったと思います。黒がさらに深く。
モデルうさちゃんは、胸のところなどを中心に白い毛がランダムで生える特徴があるので、練りゴムで白く抜きます。それができるように、あらかじめ濃く描きすぎないようにしてました。特に擦筆でこすって定着させちゃうと後で消えないんです😂
瞳のキャッチライトが入り、いよいよ終盤。足の形を描くなどしてます。後回しにしてた部分をやりこみます。
胸周りなど、例の白い毛以外の部分をしっかり黒く。明暗のバランスを整えて、おひげやお名前をかいて、完成です🙋♂️
背景明るめにしてやっぱり正解だったみたいです。撮った写真が暗くなってしまいがちなんですが、明るく撮りすぎるとハイライト部分のタッチが消えてしまうので難しいところ。画像はなるべく加工したくないです。
絵としてはうさちゃんらしい動きをとらえられて気に入ってます(*^^*)
デッサン企画あと3枚!惜しくも年内間に合わず、待っている方すみません🙇♂️頑張って描きますのであとちょっとだけお待ちくださいね。
それではみなさん、おやすみなさい🌛
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