こんばんは。先日もうさぎさんをたくさん描きました。まとめて制作過程をお届け🕊
黒うさぎさんと牛柄ロップちゃんのツーショット
ブログからお問い合わせをいただいたお客様からのオーダーです。飼い主様の悩みは、黒うさぎさんは写真で撮ると真っ黒になってしまい、目鼻が陰になってしまう、ということでした。そんなお悩みを絵で解決すべく、頑張りました💪
まず描き出しはこちら。
元写真より若干クローズアップさせて構図を取りました。左が黒ロップちゃん、右が牛柄ちゃんね。
続いて、まず全体を塗りつぶしました。ここ何か月か、この描き方をしているのですが…
この描き方の欠点は、立体感が出ないことです。この作例でもここまで描いて、「うーーん、形が弱い!」と思いました😣
特に真っ黒や真っ白のうさちゃんの写真は実際よりも立体感が出にくいです。僕は「デッサン」と銘打ってやってるので、これは良くない。
そこでバリバリ面取りして修正です💡
序盤から中盤にかけて、形を立体的にするよう注意しつつ、慎重に黒を濃くしていきます。
まだまだ黒くなります😎
目が描けてきました。元写真では黒ロップちゃんの目が陰になっているので、別写真を参考に不自然にならないように描きます。僅かに目の周りがブラウンなんですよね。その辺も考えて。
右のブロークンうさちゃん、耳まわりは立体的ですがそれ以外の部分も形をしっかり出します。この子は毛並みがふわふわでシルエットがころころしてます。ですが飼い主様のツイートを見たところ、かかりつけの獣医さんもショップの店員さんも、それほど太っているわけではないと口をそろえるそうです。
僕はそんな情報も考慮して描きます。丸みを大切に、でも太って見えないように…
ほとんど完成に近づいた終盤。この後やったのは形と色の微調整、ひげや署名など。
というわけで完成です🎉
写真では表せない明暗の描写にこだわりましたが、今皆さんが見てるのはその絵の写真なので、やっぱり原画を直接見てほしいところですね❗
ティムのデッサン常連さん!ベビーフェイスうさぎさん
続いては、僕がこの活動を始めた初期からずっと描かせていただいているうさちゃん。今回の2L原画もオーダーいただきました。ありがとうございます。描き出しはこちらです!
俯瞰構図です。足の位置が難しく、この後も修正してます。遠近法の関係もあり目が大きいですが、本当にこの子の目が大きいので、いかにそれを素直に伝えるかを考えます。
ベースの色置きが終わったころです。明るい部分の色が飛んでますね。まずは影を優先して描いてます。
もう一枚序盤。黒をもう一段階濃くした色を描いていきます。まず顔周りから描きました。
体の方も一通り描き終えたところ。ここからモフモフさせていきます!
2Lサイズで描くようになって、細密画っぽい技法を使う必要が出てきました。鉛筆をとがらせて、カリカリと2Bで毛並みを描きます。
上の写真の状態だと少しコントラストが強すぎです。パッと見はうまく見えるんですがもっとソフトな仕上がりの方がうさぎさんらしいよね🐇
さて、この後終盤の写真を撮り忘れてしまいました。ちょっと急いでたので💦
というわけで完成画像をどうぞ🎊
終盤は、毛並み感を描きつつも、茶色の毛色と白の毛色の描き分け、浮いたコントラストを押さえること、立体感や距離感の調整などに費やしました。
僕が良くやるのは3Hや5Hの鉛筆を薄く全体にかける描き方。これをやると浮いた白が落ち着きます。終盤にかけて弱くなった面取りの再構築にもなります。今回もそれをやって仕上げました✨
さて、以上原画販売の2枚3ぴょんの制作過程をお届けしました。まだまだ募集中です。皆様からのオーダー、心よりお待ち申し上げております。
それではみなさん、また次回。おやすみなさーい🌛
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