こんにちは。今日は愛兎さんのケージを楽しく彩るアイテムのメイキングです。
うさぎさんの名前と浮彫が入ったルームプレート
ブログからお問い合わせいただきました。木彫りのレリーフで、うさぎさんの姿と名前が入ったものです。早速見積。下の画像がスケッチです。

側面にはこの子の生年月日が入ります。
実はこれを彫るのはちょっと難しそうだなーと思っていました。ご希望のサイズで作ると、文字数も多いので文字が小さくなってしまい、手彫りでは限界があります。
「すずめ」と3文字だけ彫る形を提案しようとも思いましたが(後日、この子の本名はすずめちゃんまでの6文字なのでそれはありえなくなりました)、電動工具を導入することで解決を目指すことに
道具を工夫してでもご希望通りに進めたかったし、何より、「すずめちゃんのおへや」という言葉に飼い主様の愛が溢れていませんか?
この案でOKいただき、材料を仕入れてきました。

厚み2センチの立派な桂の木です。桂はぷいちゃんと同じ木ですね。

まずは200mm×90mmにカットし、120番の紙やすりで形を整えました。

ルッツくんが見守っています。そういえばルッツくんも桂の木から生まれました
ぷいちゃんが生まれたときにできた端材から生まれたんですよ
鉛筆でうさぎさんのかたちを描き、文字はカーボン紙で転写しました。

画像は電動工具で文字を彫っている途中。今回は文字を沈め彫りにしました。

「このフォントは商用利用OK?」とか、そんなところも気を遣うんですよ(笑)
いったん文字の部分を彫り終えました。

文字部分をマスキングテープで保護して…

いよいようさぎさんを彫ります。外側の輪郭を、必要な深さまで。

今回は板が厚くて高級感あるので、彫りも深めの5mmで。

目的の深さになったので…

周囲を彫りこんでいきます。


背景が平らになりました。
ちなみに、うさぎさんの輪郭に合わせてカットすると紐で吊るしたとき左側だけ軽くなって傾くので、今回は背景を沈めて彫り残すことにしました。
続いて輪郭の角を丸くして整えていき…

目などの各部を彫っていきます。

うさぎさんらしくなってきました。

全体の彫りあがりです。


この後、文字の彫りが浅かったので再度彫り直し、細かいところの形を整えて、着色です。
うさぎさんの部分は剥落の心配が少ない水彩絵の具で、文字の部分はクッキリした色のアクリル絵の具を使いました。
こちらが完成画像です!



そして、飼い主様が送ってくださった、飾りたてのお写真と、モデルのすずめちゃん

ぴったりでした
さて、今回のご依頼は価格表にはないのですが、基本オーダーメイドでは可能な限り対応させていただきます。都度見積いたします。
ということで、「これはできますか?」などのご質問も大歓迎です。まずはお問い合わせください。
以上、本日のメイキング記事でした。また次回お会いしましょう。最後までありがとうございました。またねー
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