久しぶりにソロのデッサンです。メイキングぜひ見てみてね!
トライカラーの立ち耳うさぎさん
以前オーダーいただいたこの絵と同じモデルさんです。
今回はモノクロの鉛筆デッサンでオーダーいただきました!お気に入りのお写真を頂戴し、いざ本番!
いったん輪郭を取ります。輪郭ベースで形を決める段階では、ぐっと前に乗り出すような顔の動き、方向感を崩さないように描きます。
今回は鉛筆デッサンなのでうさぎさんらしさ、まるっとした立体感を意識して描いてみようと思います。
L判サイズでオーダーいただいたのですが、このような小さな紙では立体感を出すのがとても難しいです。力強い立体感を狙って描いていきます。
ざっと面取りして形を描きます。この子だけでなく多くのうさぎさんは、このポーズをとったとき、うなじの後ろの部分で頭が体側に食い込むようなかたちをしています。最初から最後までここが難しかった。
ベースの色を置きます。描ける部分から描き進めているので、この時点ではバランスがひどいことになってます🤣
背中の上面と脇腹の変わり目を意識。瞳がもう一段階濃くなってます。
足の形を描き込み。お顔も鉛筆を立てて形を描き起こしています。
中間色が入ってきて、少しずつ明暗の調子がよくなってきたころ。
胸の上のほうの明るい面に、硬い鉛筆で毛並みを描き始めました。
この子の毛色には黒が入っていることもあり、濃い鉛筆でぐっと強い色を置きました。全体のメリハリが出てきたところです。黒い毛と、白い毛と、ベージュの毛があるので一色の鉛筆でなんとか描き分けようとします。が、最初に話した通り立体感の優先度を少し上げてます。
終盤。最後のほうになって、お耳が短すぎたことを修正。また、「頭の重さが全然出ていない」と、当時の制作メモに残っています。
試行錯誤の末、完成です✨うさぎさんを描きました!
今回、おひげを描くのに初めてペン型の消しゴムを使いました。細密画ではメジャーなアイテムで、デッサンではほぼ使いませんが、ミニ原画なので取り入れてみました。
下の動画のように、鉛筆は強く光ります。そこがむしろ魅力的だと思うんですがいかがですか?
毎年オーダーくださる常連様。今回も気に入ってくださいました✨
さて一年前、私の作家活動が行き詰まり活動休止してしまいました。その時オーダーのご相談を頂いていながら、私のほうでお引き受けできなかったので、お詫びに小さな鉛筆ドローイングをお付けしました。
長毛で、ダークカラーの模様がついたうさぎさんです。大好きな柄です✨素敵ですね!
ブロークンはさっと描いても絵になります。
さて本日のメイキングはここまでです。ミニ原画は常連様限定ですが、本格オーダーや森のうさぎさん、天使のうさぎさんと豊富なラインナップをご用意しております。ぜひご検討ください。
お問い合わせはこちらまで。
ではまた次の記事でお会いしましょう。今日も最後までありがとうございました。
ご家庭やお店に木彫りのうさぎさんをお迎えしませんか?
彫刻・絵画・イラスト(アナログ/デジタル)等多数制作しています。
うさぎの作品なら、経験・実績豊富なうさぎ専門作家におまかせください!