こんばんは!ティムです。本日はデッサンとカラー絵のメイキングです。
お誕生日にお祝いのデッサンを描きました。
まずは鉛筆デッサンのご紹介です。モデルのうさちゃん、二歳のお誕生日に向けてオーダーいただきました。
今まではミニ原画として梱包の安全上の理由から、ミニデッサンは最大2Lサイズまで。サムホールサイズはお描きしていませんでした。
今回はSMよりやや小さいA5サイズ、梱包サイズギリギリの特注品です✨
サイズが大きい方が僕のスタイルに合っているので気合入ります!では描き出しから。
凛々しいポーズですね💕ど真ん中に上手く入りました👍
続いてベース塗り。今回は濃いめに描いてみようと思います。
逆光がドラマチックなので、それを生かす方向で絵を組み立てます。
続いて目や模様を入れてみました。生き生きしてまいりました!
ですがここまではまだまだ序盤です。ここから描き込みをしっかりやってかないと!
上が中盤くらいです。立体感出てきたでしょ?
このあたりから毛並みの質感も描き始めました。
終盤は詰めの作業です。明暗を整えたり、コントラスト変えたり。
描いたところを消すこともあります。例えば体の下の影は強すぎたので弱めつつ、他の部分を濃くしてバランスを取ろうと試行錯誤…。
というわけであーでもないこーでもないと迷いつつ、完成です!
納品はだいぶ前だったのですが、うさちゃんのお誕生日が先日でしたので今公開いたします!おめでとうございます㊗
赤ちゃんとのツーショット
続いては先頭画像のツーショットのメイキング。
飼い主様の娘さんと、飼っている垂れ耳うさぎさんの心温まるふれあいです🥰
今回、ちょっと試してみたいことがあって僕の方からモデルさんをお願いし、快諾いただきました。ありがとうございます!
描き出しはこちら。
構図に失敗してこれがTAKE2です(笑)
今回試したかったのは今までとは違う紙です。今までミニ原画に使っていたのはアルビレオ水彩紙。今回起用したのはファブリアーノエキストラホワイト。
なぜ違う紙を試したかったかというと、ファブリアーノのホワイトの方が白色度が高いから。
紙の色が真っ白でないと、白絵の具で描いた部分が紙の地の色とマッチせず、浮いちゃうのです🎈
だから白い紙で描きたくて、白い毛をもつモデルさんにご協力いただきたかった、ってわけ💡
ファブリアーノのレビューはまたの機会にじっくり書きます。今日は制作過程の続きをご紹介しますね。輪郭決まってきました!
ようやく、色を乗せる決心がつきました。まず背景から。
ちょっと写真暗いけど淡いピンクにしました。うさちゃんの毛色や赤ちゃんの服と相性で。ああ、この時点でなんか感動的😭
続いて、
毛色と、お洋服を薄ーく塗ってます。赤ちゃんの肌もはじめました。薄ーく黄色やピンクを複雑に塗り重ねます。
もうちょい濃くなりました。服の皺など、細部を始めます。
だんだん濃色を重ねていきます。うさちゃんのお目目が入りました👍
続いて鉛筆書き。
土台ができたところで、色鉛筆を溶かさずに画面に線描きをしていきます。これで髪や毛並みの流れを描くんです。ここまでくるとだいぶ完成に近いですね。
最後に白絵の具を溶いて重ねます。目論見通り、自然に紙色に馴染んでくれました。大成功です!
というわけで完成画像がこちらになります!!
飼い主様ご夫婦も大変喜んでくださり、描いてよかったとほんとに思います!
今回試した紙、調べてみたら在庫限りでメーカー廃盤だそうで😭
とても気に入ったので、手に入るうちはこの紙でミニ原画を描こうかなと思います。
それでは今日はここまで。三月がスタートしましたね。暖かくなります。皆様も健やかに暮らせますよう…。それでは次回またお会いいたしましょう✨
ご家庭やお店に木彫りのうさぎさんをお迎えしませんか?
彫刻・絵画・イラスト(アナログ/デジタル)等多数制作しています。
うさぎの作品なら、経験・実績豊富なうさぎ専門作家におまかせください!