磨き中のルッツくん

ちびうさぎ(ルッツ)の制作過程最終回

こんにちは。今日は雨で涼しかったティム地方です☔。先日めでたく新うさぎのルッツが誕生しました!仕上げの制作過程は記事にしていなかったのでここでご紹介します。

前回記事はここまででした。

仕上げ彫り

彫刻刀で最後の詰めをやります。目や口なんかは1mm以下の世界!足の指も刻みを入れました。

指先作った。
指先作った。


そういう細かいところだけでなく、全体の姿勢が思い通りにできているか?など大きな視点も含めて、改めて客観的に見直してみます。そうして一通り彫りあがったのがこちら。

ほぼ完成
ほぼ完成

磨き

今回制作するうさぎさんはミニレッキスという品種。手触りが良い毛並みで有名な品種です。木彫りでこの質感を再現するため、塗装の前に下地を起毛仕上げにしました。

粗目の紙やすりで仕上げます。ただ、つるつるに磨ききってしまうのではなく、一部彫り跡を残そうと思いました。一通りやすり掛けした状態がこちら。

磨き中のルッツくん
磨き中のルッツくん


うん。なんか違う🤔。きれいすぎます。
ミニレッキスって、もっと凸凹してるんですよね。それがかわいいんですが(*^^*)
もう少し波打った形になるといいのになー。

ん❔待てよ❓

やすり掛けの基本のお話です。工業製品に使うような正確な平面を出すためには、丸やすりを使ってはいけません。下図のようなやつね。

丸やすり
丸やすり


平やすりを使うのが基本です。しかもやすりの平面の部分で削るのではなく、横に傾けて角のエッジを押し当てるように使います。
丸やすりを使うと、やすりが表面をえぐってしまい、微妙に凸凹した仕上がりになってしまいます。。。

そうだ!それを逆手にとっちゃえ💡

というわけで丸やすりを使って、体の側面とか、耳の付け根とか、眉間とかにくぼみを入れていきます。

もこもこ感出てきた
もこもこ感出てきた


写真だとわかりにくいんですが、実物はずいぶん変わりました。腕や脚にしわが寄った感じですね。

僕はこういう風に、本来は好ましくないものを逆に利用して長所にすることにやりがいを感じるタイプです。近視なのを利用して、時々裸眼で見ながらデッサンするのもそれ。仕事とかファッションとかいろいろ応用が利きますよー!

この後ですが、やはり形がまるで違うとわかったら彫刻刀の過程に戻って彫ったりしてます。仕上げてみると今まで気づかなかった欠点が見えてきます。

そして…

着色!


色はブルー(青みのあるダークグレー)に決定。画材は水彩色鉛筆。ほぼ全身に着色するのは初めてです。
まず薄く塗ってみます。いきなり濃くやると失敗するので。

塗り始め
塗り始め


これができたら水を含ませた筆でなぞって色鉛筆を溶かします。目止めしなかったので色の吸収がきついです(;´・ω・)

何度も塗り重ねてしっかり色を乗せます。

木はあまり濡らすと後で不均一に乾燥して形がゆがみます。水はほどほどに…。。。



発色良くなってきた頃がこちら。

いったん青目にするよ
いったん青目にするよ


目が青いです。この後黒を塗り重ねる前の、下地です。
うさちゃんの目はブルーアイが濃くなった黒目と、ルビーアイ(赤目)が濃くなった黒目があります。ルッツはブルーアイベースの黒目です💙

さて体の着色ですが…。
いままで灰色や青、茶色をコツコツと塗り重ねて下地を作りましたので、満を持して黒を塗ります!
これにより、ただ真っ黒でない複雑な色味ができます!

そうそう、中学の美術の先生が面白いことを教えてくれました。僕が恐竜の色を単色の緑で塗ってるのを見て、
「動物の肉は赤いよね。いくら皮膚の表面が緑でも、その下には肉があるのだから、赤とか茶色とかを塗り重ねるといいんだよ。」
と教えてくれました。今でもめっちゃ役に立ってます!

昔の巨匠画家の人物画を見ると、肌の一部がうっすら青紫色してます。静脈が透けて見える色です。みんな考えてるんだねー。
着色のやり方についてはこちらの記事に詳しくまとめてます。

この後も隠し味の色を重ねたり口元のピンクを入れたり(またやすりに戻ったり😅)して、完成です🙋‍♂️

ルッツ誕生
ルッツ誕生

ルッツの誕生日は6月2日です。後日、Twitterの相互さんのうさちゃんと誕生日が同じだと知りました!お互いおめでとう🎉
それでは今日はこの辺で。また次回ブログでお会いしましょう!ばいばい🕊

追記:今回使った水彩色鉛筆はこちらです。

ステッドラー 色鉛筆 カラトアクェレル 水彩色鉛筆 24色 125 M24

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