こんばんは。今日は画像がたくさんあります！カラー絵の制作過程をまとめてお届け💌
垂れ耳うさぎさんのペアをそれぞれ一枚の絵に。
最初にご紹介するのは、僕が今まで何度も描いてきたうさちゃん達。これは以前の絵。
今回はカラーで、それぞれ一枚ずつオーダーいただきました。右の子がブルーアイドホワイトで、左のうさちゃんはウォームグレーです✨
最初にホワイトうさちゃんの輪郭から。最初の描き出しと、輪郭が終わった段階を連続でどうぞ。
おすましして座ってる感じ（*^_^*）こちらを見つめてくれていますね。
一方こちらはグレーのうさちゃん。
飼い主様につかまって、甘えんぼなんですって🥰
二枚とも、紙の縦横遣いを統一しました。
さて次に考えたのが背景です。何色がいいかな？二枚並べてみたときのバランスとか、モデルさんの雰囲気とかいろいろ悩みました。
で、こうなりました！
背景を薄く溶いた絵の具で塗って、一旦よく乾かして、次にうさちゃんの体のベースを塗ります。（絵の具が混ざらないように）
ホワイトちゃんは、毛色の白さを損ねないよう控えめに陰影をつけておきます。お耳の内側を透過した光が体をピンクに照らします。きれい！
もう一方の子は淡い茶色をベースに塗って、上から少し彩度を抑えたグレーを重ねていく作戦👍
続いて…🕖
なんといってもこの子の個性。ブルーアイは外せませんね！ ブルーアイのうさちゃん、瞳の中心はしっかり黒く、周辺が宝石のような水色。この色加減がすごく難しいです。
ちなみに下は昔デジタルで描いたブルーアイドホワイトちゃん。
ウォームグレーの子も描き進めますよー！
まずキーとなる陰影をざっとつけちゃうのです。そしたら後が進めやすいです。
この毛色、なんていう名前なのかな？よく見かけるのですがうまい名前が見当たらないですよね。ライラックって、薄紫じゃん？トープかなぁ。。リンクス？？
さてこちらはホワイトちゃんの終盤🕦
色鉛筆で必要な作業はほぼ終わりました。透明水彩絵の具のホワイトを重ね描きして、白い毛の質感を出していきます。陰の部分は水で多めに薄めて、ハイライトのところは絵の具原液に近い状態で塗ります。おひげもホワイトで描きます。
というわけで、かんせーい🎉
ちょっと写真が明るく飛んでますが、白絵の具を重ねたところは光沢が出ていたり絵の具が盛り上がったりしているので変化に富んだ絵肌になってます！
続いてこっちの子も仕上げにいきましょう。
だいぶ毛並みが入ってきました。お鼻のピンクとかも、ほんのり差してみます。瞳の白いキャッチライトは真っ白くすると浮いちゃうので今回は控えめに。
完成画像がこちらです！
みつめる眼差しがかわいくできたと思います(*^^*)
ティモテするロップちゃん
今日はもう一点。カラー画のご注文です。飼い主様からのご要望で、ティモテポーズのうさちゃんを描いてほしい！とオーダーいただきました。
うさちゃんが毛繕いの時に耳をつかむ仕草。すっかりティモテの愛称が定着しましたよね。僕も子供の頃ＣＭ見てました！
何枚かの写真や動画を見て、状況がわかりやすく、しかもかわいいポーズを創作で組み立てました。こんな感じです。
目の周りと指先以外が全身、暖色系チョコレート色。長いお耳もチャームポイントなんですよね。そんな個性を生かしたかったので、指先が見えて、お耳がやや跳ね上がった感じのポーズにしました。
背景をピンクにします。やはり暖色で統一感を出したかったから。暖×寒をぶつけるのが苦手なのもあります…。。
濃色のうさちゃんなので、ベースも濃いめに。チョコレートとは言え結構しっかり黒いので、ベースも濃く。
今回も形を意識しながら毛並みに沿って陰影を。さてここから毛並みを充実させていくのですが、困りました😢
このうさちゃんの毛色は、ハイライトのところで微かに青みに寄ったグレーになるのです。ベースは赤いのだけどハイライトはやや青いです。
なんというか、グレージュというかブルージュというか…。さっきの話でもそうだったのですが、僕は男性ですがレディースの用語の方が色や形の美しさを言い表す語彙が豊富ですよね。骨格診断とか季節とかいろいろあるじゃないですか。勉強になります🙂
もう一点。もっと毛色を黒に近付けます。モデルさんこんなに茶色ではないです。毛の質感もこんなにバリバリしてなくて、もっと柔らかいです。また、明度差が少ないために形の立体感も損なわれてしまってます。そこで今回は鉛筆を重ねました。頼りになりますハイユニ10B！
今回、ホワイトは使わず鉛筆で色を引き締めていきました。そしてついに、かんせーい🎊
以上、カラー３ぴょんの制作過程でした(*´ω｀*)
ミニ原画のオーダーは引き続きお待ちしております。東京は今雷が鳴っています⚡うさ飼いさんたちは停電など心配ですよね。無事に通り過ぎますように…。
それではまた次の記事で。おやすみなさい🌛
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