こんばんは!今回はくしくしがかわいいうさちゃんをお描きしました🐰
リアルさ重視でうさぎさんの絵を描いてみます!
今までの絵は「デッサンらしさを追求しているうちに結果的にリアルになる」って意識でやってました。今回は、デッサンらしさを残しつつも、リアルさを主目的にする方向で描いてみましょう💪
モデルさんはTwitterで人気のうさぎさん。毛繕いしている仕草がすっごく可愛くて、モデルをお願いしました🥰
うさぎさんの毛繕いの仕草は、うさぎ好きの間では「くしくし」とか「くしゅくしゅ」といって大人気です。僕も大好き💕🐰
今回はGIF化のために頻繁に画像をスキャンしてました。普段のカメラ撮影の画像と合わせてお送りします。
それでは制作過程のご紹介🐇
第一筆目は?
分かります?実際はもっと濃く描いてます。画面左より少し上の方。うさちゃんの右眉のラインです。ここを起点にほかの形を描いていこう🙋♂️
第一筆のラインの位置から、鼻先の位置、耳の付け根の中央の位置、とマークしていきます。これで顔の中心線(正中線)が引けますね。そしたら、さっきの右眉のラインから正中線をまたいで、反対側にある左眉の位置を決めていく…。
そうして形を組み立てていくんです。
で、全体の位置とか形を細かく何度も修正して、少しずつ輪郭が定まってきました。
とはいえ、まだ修正です。元写真に忠実に描くために見比べていると、おかしいところがありました。
鼻先が短い😣
序盤のうちはこのような修正が何度も入るので、すぐに陰影や細部を描けません。せっかく描いても後で根本的な形の間違いに気づいたらやり直しになっちゃう😭
各部の当たりをつけながら修正したのがこちら。(スキャン画像)
ここからようやく、顔周りの毛並みを描き始めてみます。
顔全体の半分くらいまで描いたところ↓
デッサンは普通、全体を均等に描き進めていくものなんですけど、写実画の場合は部分ごとに細かく描いていく方がやりやすいです。
毛束の位置をマークしながら正確に描き込んでいく感じ。わかりやすくするため全体の明暗のトーンは後回しです。だからところどころ白飛びが激しいです🤣
鼻先から上に向かって顔を描いていって耳までいったので、体のベースを描いてみました。
ベースの上からもふもふの毛並みを重ねたのがこちら↓
体の立体感が出てないことを、このときから最後まで悩むことになります。。。🤔
ここまでで一通り終わりましたが、詰めの作業が待っています。
おてての描き込みをやり…
足描こうかなー、無い方がいいかなー、と悩み…
全体を見渡して気になるところに手を入れます。ほとんどできているのに、ここからが結構長いのです!我慢の終盤戦になります💦
光が透けるお耳の透明感とか、
おでこの光と側面の影の対比とか、
手前に向かって伸びてくる毛の描写とか、
自然な背景とか…。
あーでもないこーでもないを繰り返し、やっと完成🙋♂️
最後におひげを描いて、うさちゃんのお名前を入れています。
全体的に柔らかなトーンになりました。主力は2Bの鉛筆ですが、硬めの鉛筆の出番が多かったです。7Hとかね。
制作期間は約10日です。
サイズはB5で、紙はケント紙。細密画に適した素材で、デッサンミニ原画にも使用しています。ミニ原画に比べるとこの作品のサイズは、面積ベースで2倍ちょいです。
制作過程のGIFアニメをつくったよ
細かくスキャンを繰り返していたら37枚になりました。
ぶわぁ~っと毛並みが広がってくの面白いね!
どんな手順で描いたか、これだとよくわかると思います💡
写実画を描いてみて思ったこと
今回、写実画風に描いてみてTwitterで話題になってる写真のような絵がいかにすごいか思い知りました。執念を感じるとはまさにこのことですね。
今回の制作は良い勉強になりました。絵と向き合う姿勢とか。また新しい気持ちで絵を描いてみたいな。
色んなうさぎ絵を描いています。
今回は写実性重視の鉛筆画ですが、オーソドックスなデッサンスタイルの絵や、水彩のカラー絵、油彩風アクリル画、単色インクを使ったスケッチなど、いろいろやってます。たまにデジタルも描きます🎨
オーダー承ります。お問い合わせくださいね。
本業はうさぎ専門彫刻家なので、木彫りのうさちゃんもたくさんいます。せっかくこのブログを訪問してくれた皆さん、ゆっくりしていってね🐢
それでは今日の記事はここまでです(*^_^*)
ご家庭やお店に木彫りのうさぎさんをお迎えしませんか?
彫刻・絵画・イラスト(アナログ/デジタル)等多数制作しています。
うさぎの作品なら、経験・実績豊富なうさぎ専門作家におまかせください!