こんばんは!9月最初の週がスタートしましたね!今日は先月生まれたコップちゃんの生い立ちの話をします🥛
構想・デッサン
ぷいの子供がいたらいいなって思い、彫り始めました。素材はぷいちゃんと同一個体の桂材です。ネザーの赤ちゃんをモデルにしてます。
ルッツが生まれたすぐ後に彫り始めました。
まず鉛筆で三面から見たところを下描きです。香箱座りして丸くなってるうさちゃんがかわいいので、そのポーズに決定。丸さを出すため、脚は省略です。
画面手前右側、このうさちゃんの左のおしりに木材の白太が位置する木取りです。ぷいちゃんと一緒(*^^*)
荒彫り
三面図にそってザックリ荒彫りです。のこぎりで一直線に落とすのと、木を縦に割るなどして不要な部分を落とします。小さい木なので逆に難しいです。動かないように固定するのが大変なんです💦
とはいえ、大きな作品はチェーンソーとかクレーンとか使うので、それもそれで大変です😯
さて、この状態から形を作るために、今回はやすりを使いました。一通りやすりで丸みを作った後がこちら。
できるだけやすりは使いたくないのですが今回は効率優先です。小さすぎてのみでは彫れないんです。
荒彫りの時の角が落ちて、全体のシルエットができてきました!
ちなみにやすりを使いたくない理由は、木肌が荒れるのと平坦な形になりやすいからです✍
鉛筆で目を描いてます。この段階で目を閉じたポーズに確定しました。うさぎのまったりした表情、大好きです❗
おしりの部分はこんな感じに。木材の中心より作品の中心をちょっと左にずらす予定だったので、正中線をしっかり描いて見失わないようにしてます。
耳の後ろの部分、とにかく木が堅くて苦労しました😥
この状態で、ほぼ荒彫り終了です❗
つづいて…
中彫り
中彫りを始めました。顔と体の区別や、背中の丸みとかを作っていきます。同時に、荒彫りの時にできたやすり掛けの部分を彫刻刀で削り、木肌を整えます💖
耳やしっぽがまだですが、この段階では特に背中やおしりの丸みに集中してます。今回、カマクラ刀をたくさん使いました。
別の日の制作後。
仕上げ彫り
顔を彫っていきます。上の写真の状態から、
この状態に。目は微妙な違いで顔の印象が変わるので何度もやり直しながら進めます。
このとき、地面との接点に気を遣いました。ここがどれくらいの角度で入っているか、全体の丸み感に結構影響するのです。。🙂
続いて後ろから。
左右の耳が分かれ、しっぽの輪郭もはっきりしましたね✨
真上から見たところです。木を彫る方向として外側から中心に向かって刃を進めるのですが、これが本当のうさちゃんのような毛並みの流れになりました🐇
今回は完全に無着色です。そういえば紙やすりも掛けていません。彫ったまま仕上げ。
そして…
完成!
こちらが完成画像です❗🎉
誕生時の記事はこちらです👶
制作期間は約二か月(いろいろ他の事やりながら二か月ね)。コップ命名のいきさつは、彫り始める前には原案の「ぷこ」ができていましたがしっくりこなくて悩み、完成直前で「コップ」に決まりました。僕にとって命名は形を作るのと同じくらい大切です💗
と、いうわけでコップちゃんの生い立ちでした。生まれたコップちゃん、ルッツ君の定位置の隣で今日も丸くなって寝てます(*^^*)
今日はここまでです。また次回お会いしましょう!ばいばーい💨
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