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ウォーターフォードホワイト水彩紙をレビューしてみます。

こんにちは。ティムです。今日は人気の水彩紙をレビューしてみます。

ウォーターフォード水彩紙 ホワイト 中目 ブロック

こちらです✨

ウォーターフォードはネットでも評判が良く、人気の水彩紙です。ラインナップもナチュラル色・ホワイト色、目の粗さ、サイズ等豊富。

今回は、ホワイト色、中目、F4号、ブロックタイプのレビューです。いつもサムホールサイズでレビューしてますが今回は大きめサイズで🔍

ちなみにこちらの作品で使いました。

基本情報。

コットン100%の中性紙です。厚みは300g/㎡で、水彩画専用紙として標準的なスペックです(実用面で十分)。

12枚綴じのブロックタイプがF4サイズですと、この記事公開時点では実売2000円台程度で手に入ります。

紙目

本ブログでは恒例の紙目の拡大画像。照明の当て方でわかりやすくしています。

ウォーターフォード水彩紙

さらに拡大🔍

ウォーターフォード水彩紙

ぽつぽつとした凸凹が細かく並びます。凸凹の深さはけっこう深めかも。

凹凸が深いと筆やペンの位置がずれたり、重い顔料が底に沈んで溜まったりしがちな一方、筆を寝かせたときのかすれた効果が出やすい利点もあります。

個人的にはエンボスが深い紙には高級感があるように見えますね。

紙色

手持ちの用紙との比較です。

肉眼での印象では、アヴァロン、ファブリアーノ、ウォーターフォードはほぼ同じ白さです。

こうして比べてみるとややワトソンがくすんで見えます。クロッキー帳は薄い紙を重ねた状態で、青く見えました。

第一印象ではファブリアーノが一番白く見えます。これは紙目が浅いことがだいぶ寄与しているかな。

とにかくも、こうして露骨に隣り合わせて比べるとわずかな違いがわかる程度ですんで、どの紙もきれいな白です✨

白色絵の具との馴染み具合

続いて白絵の具との相性をチェック。うさぎ作家にとっては重要です。白うさぎの毛色を白絵の具で描くと紙によっては浮いちゃうんです。

左から、チューブから出したての状態から徐々に薄めて塗ったサンプル。

違和感なく馴染んでいます。実はサンプルを作るとき筆に残った絵の具が溶けて色が少し混ざっちゃいました。みなさん筆はきれいに洗いましょう💧

各種効果

まずはぼかしの綺麗さを試してみました。

思いっきり紙を濡らして絵の具を乗せる。いつも背景や下地を描くときのやり方です。

コットン紙らしく、塗った瞬間は水や絵の具を良く弾きます。しばらく塗ってるとしっとり浸み込んでいきます。

ふんわりきれいにボケてくれます。そして他の紙に比べてバックランっぽい効果が出やすい、という印象。僕のやり方のせいかなぁ。

バックラン;

白いひげが細く食い込んだように絵の具が滲んでいく水彩絵の具ならではの効果

こちらは先ほどお見せした作品の描き始めなのですが、茶色い背景のところ滲み際が細く伸びてる感じ。

良い悪いというか、この紙の個性ですね😃

発色については、鮮やかですがその中では落ち着いた色味ですね。派手!っていう感じではないですし、高級水彩紙のように鮮やかで透明感も兼ね備えた色にも及びませんが、決して悪くはないです。重ね塗りはやりやすかったですね。

続いてリフティング効果。

上の画像では絵具をいったん塗った後、下半分を紙で覆って、上半分だけ濡らしてティッシュで吸い取りました。

色の抜き取りはちょっと苦手みたいです。どうしても白くしたいときは不透明ホワイトを重ねたり、マスキングで対応しましょう。

この紙、マスキング耐性がめっちゃ強いです!

マスキングインクを使うようになって、紙の強度も自分にとって重要になってきました。紙を傷めずにマスキングできるだけの強度がウォーターフォードにはあります。これは一番感動しました💡

下はマスキングインクを塗って剥がしたサンプル。インクを剥がしても紙の表面の方は全然剥がれてません。

細くマスキングした部分ほど紙が傷みやすいものですが、ノーダメージなのは流石!

まとめ

やはり愛好家が多いだけあってバランスよい品質。特徴的なぼかしを活かしたり、じっくり色を重ねて深みを出していくスタイルに向いていそうです。

にじみぼかし、マスキングと、水彩の表現は色々やりやすいので、コットンの水彩紙を試してみたい!という方にはぜひおすすめ。一度は使ってみたい定番って感じです。

当ブログでは水彩紙のレビューや、デジタル絵、木彫など、僕の制作に関するいろいろな素材技法についてのレビューをやっています。こちらのカテゴリも見ていってくださいね🍀

素材・技法・道具

ではまた、次回記事でお会いしましょう。最後までありがとうございました✨

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